2024.10.10
10月10日 言葉の持つ力

気温差の激しい毎日が続きますね。

朝晩急に寒くなってきたので皆さま、体調を崩されませんようお気をつけください。

そんな中、30度の暑さに逆戻りした10月7日(月)。

折り句作家MIKAKOさんと同行させていただき港区立赤坂小学校へ。

 

 

学校公開期間中

 

4年生3クラスを対象に、1時間目は体育館にて折り句の全体指導と実演。

 

 

MIKAKOさんのパフォーマンスに集中する子供たち

 

作り方を学んだ子供たちは早速折り句作りに取りかかります。

 

 

そばに寄り添い明るく導く小坂先生

 

2時間目は教室に戻り、お伺いした3名で1クラスずつ担当して作品を仕上げるお手伝いをしました。

 

 

 

 

子供たちにとって初めての折り句、短い時間で清書から背景の色塗りまで完成させるのは大変なこと。

私たちや担任の先生たちもみんな一丸となって応援しました。

あっという間の出前授業でしたが、大切な人への「ありがとう」や「愛」を伝えることの意義を感じてもらえたら嬉しいです。

書道教室の子供たちの『第9回全国折り句コンテスト』出品作も出揃いました。

 

 

今年はなんと全86作!

 

みんな、自分が本当に書きたいことを自分の字で一生懸命書きました。

気持ちがこもった言葉の持つ力に助けられて、作品はさらにパワーアップするものです。

締め切りが過ぎたあとの教室ではこんな嬉しいこともありました。

「ひいおばあちゃんが入院していて今日お見舞いに行きます。13歳以下は面会禁止だから会えないんだけど折り句を書いて渡したい。書いていいですか?」

 

 

姉妹で一つの作品

 

折り句はコンテストに出すことや賞をもらうことが最終的な目標ではありません。

こうして気持ちを伝えることは特別なことではなく、毎年コツコツと続けることで自然に自在に表現出来るようになることが本望です。

二人の尊い願いはもちろんOK、じっくり取り組んでもらい、優しい色合いの心に沁みる贈り物を創り上げました。

 

 

清らかな心が現れた折り句

 

後日、親御さんからも「無事に曾祖母に渡して喜んでもらいました」とメールをいただきました。

何かを表現することは人を幸せにすることができ、自分自身もあたたかく包んでくれます。

それが自信につながり更なる励みにも。

さあ、折り句の後は気持ちを切り替えて秋の昇段級試験練習。

 

 

左利きのHくん(小3)のしっかりした筆運び

 

そのあとはいよいよ書初め練習に入ります。

受験生の皆さんは大変な時期になりますが、長年続けている書道がよい息抜きの時間になればいいなと思います。

目標を持って頑張りましょう。

 

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