2017.10.20
10月20日 父を偲ぶ 

急に寒くなりましたが、皆さん体調を崩されていませんか。

今週は父の一周忌法要のため岩国へ帰省。

紅葉には少し早いものの、木々は少しづつ色づき始めていました。

 

 

 

 

父が旅立って、早いものでもう一年が経とうとしています。

光陰矢の如し。

 

 

 

 

菩提寺は、優しい言葉をかけてくれる立て札が門の前にあるお寺。

 

 

どなたもどうかお入りください 決してご遠慮はありません OPEN

 

温もりのある木に浮かぶ、コロンとした白い文字が心に響きます。

住職様より、自分が今あるのはたくさんの先祖のおかげであること、そして、『お父様は皆さんをずっと見守って下さっています。前向きに、どうぞ明るく前向きに生きて下さい。』と尊いお話をしていただきました。

 

お寺の近くには、幼い頃よく連れて行ってもらった吉香公園。

 

 

 

 

城下町の面影の残る、四季折々に美しい公園です。

昔は小さな動物園があり、クジャクが羽を広げるのに見とれたり、飼われている鹿や猿に餌をあげたりして楽しんだものでした。

 

父に想いを巡らせる日々。

なんとなくつけていたテレビから流れてきたのは、数年前にお仕事をご一緒させていただいた山本加津彦さん作詞作曲の『アイのうた』

 

 

 

 

当時は、『恋空』という映画やドラマにもなった切ないラブソングの一部を書かせていただいたつもりでしたが、今聴くと不思議に父が思い出されてなりませんでした。

 

そして、父の縁で昨年から取り組んでいる『全国折り句コンテスト』。

今年の応募総数は1,174点、その内手描き部門は1,085点も集まったとのことで、去る10月16日(月)に審査結果の発表がありました。

手描き部門の入賞者は35名という難関の中、当教室から7名も受賞することが出来ました。

 

第2回全国折り句コンテスト~あなたの愛が日本を温かくする~入賞者発表

 

また、父にいつも心配をかけていた書道教室も11月2日に18年目を迎えます。

 

 

 

 

通ってきて下さる、近隣の世田谷区立の小・中学校8校、杉並区立小学校3校、私立小学校3校の児童生徒、大学生や一般の生徒の皆さん、そして応援して下さる方々や仲間と共にこれからも研鑽を重ね、精進していきたいと思っています。

 

父は空の上からニコニコと笑顔で見てくれているでしょうか。

 

 

 

 

父の温かい手を想い、『てのひら』で折り句を一つ。

 

  て ん使の梯子が

  の びやかに降り注ぐ

  ひ かりのすじを昇ったら

わ  ってる父に逢えるかな

 

ありがとう、お父さん。

 

天使の梯子(はしご)…太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間から光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象を『薄明光線(はくめいこうせん)』という。他にも『天使の梯子』、『光芒』、『レンブラント光線』などと呼ばれている。

 

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