2024.10.20
10月20日 秋の昇段・昇級試験

昨日19日(土)は気温がぐんぐん上がりなんと、30℃の真夏日に。

10月も終盤だというのに冷房をつけました。

 

 

夏服の生徒さん

 

これまで最も遅かった真夏日は2013年10月12日だったそうでその記録を軽々更新。

そして本日日曜日は朝から肌寒く気温が急降下。

また来週は夏日が訪れるとのこと、皆さん寒暖差にくれぐれも注意してお過ごしください。

かく言う私も今月は2度帰省、10日以上岩国に滞在することになりそうです。

お仕事と身体のバランスを取りながら平穏無事な毎日を過ごせるよう心がけたいと思っています。

 

 

母校に新しいキャラクターが出来ていました

 

さて、子供たちは秋の昇段級試験に向けて普段より念入りに書き込み中。

お子さんの個性に合わせた様々な指導法でアプローチしています。

良い字を書くのは、字形の把握と正しい筆遣いで線質を高めることの二本立て。

まずは全員、毛筆のお手本も必ず鉛筆で書いて正しい字形を学びます。

 

 

筆を執る前に鉛筆で練習

 

字形を整えるのは、外形を始め点画の長短、方向や角度、偏と旁の関係などたくさんの条件をクリアしていくことで意外と難しいものです。

鉛筆でしっかり行っておくと毛筆の筆運びがとても楽に。

筆で書き始めても、途中でお手本と見比べて赤鉛筆で自己批正、どこがどう違っているか説明してもらったり。

 

 

正しく整えて書こうという意識が芽生えます

 

先生による受動的な添削でなく自分自身で行うことで気づきも速くなります。

「いつも自分で直してると友達の字を見ても直したくなる!」と言っていた子もいました笑。

「かご書き」という、お手本の上に半紙を載せて線のふちを鉛筆で写し取った用紙を作って、書きながら字の大きさや紙面への配置などの理解を深めたり。

 

 

線からはみ出さず隙間も作らないよう慎重に

 

その他にも目の前で書いて見せる、手を取って一緒に書く昔ながらの手取り法、苦手な一部分だけピックアップして繰り返し練習するなど適宜実施。

私が生徒の筆で書かせてもらうことは、筆や書道用具の状態を確認することにもつながります。

新しい筆に変えてみたら「すごく書きやすい!」と感動の声が上がることも。

そして、身につくまで繰り返し練習。

 

 

写真版の常連Mちゃん(小5)の美しい字

 

書道の目的は段位の取得ではありませんが、こうして試験に力を入れることで実力が自然にジャンプアップ。

真剣度が増したことで劇的に進歩することもあります。

最高の作品が書けて「出来た!」と声が上がると私も心躍るもの。

 

 

 

 

そしてやはり昇段・昇級すると嬉しく励みになって自信にもつながりますね。

11月の締め切りまであと少し、頑張りましょう。

 

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