2018.10.30
10月30日 時代が求める書道教室へ

2000年11月2日(木)に開室した遥水書道教室は、おかげさまでこの秋19年目を迎えます。

小学校1年生から70代の方までの教室の生徒さん、個人レッスンや通信添削会員の生徒さん合わせて50名余りの皆さんと共に書道が出来ますこと、心からありがたく幸せに思っています。

 

 

(小学1年~6年生の 毛筆と、中学生の 楷書・行書・仮名作品)

 

子供達の入門の頃の大切な時期は、正しい筆法を身に着けるために一画一画を大事に書く事を一番に教えています。

小学生のクラスは、いろんな学校や学年の子供達が混ざってお互いに励まし合う仲間。

学校や塾やSNSの喧騒から離れた心身が安らぐ居場所として、楽しみな習い事になって欲しいなと思っています。

そして、大人になってもコンプレックスなく字が書けるように、硬筆も毛筆と同様に力を入れています。

 

 

(小学1年~6年生と中学生の硬筆作品)

 

高校生から大学生、一般の方々は「書きたいものが書けるようになる」ために、学びたい課題に自由に取り組んでいただくスタイル。

 

 

(漢字楷書・行書・草書・篆書いずれも臨書 漢字基礎楷書・基礎行書 仮名短歌 仮名俳句 日常書)

 

毎月の競書誌の課題以外にも、お名前やご住所、勤務先、日本の地名、お熨斗袋、お手紙文、四字熟語、写経、年賀状などあらゆる小筆字のリクエストにも対応しています。

 

 

 

 

就活の履歴書や、御朱印帖の文字を書く方、また、結婚式の招待状の表書きを全て教室で書かれた生徒さんもいらっしゃいました。

好きな分野を学びながら、他の方々の影響を受けて更に書に親しみを持ち、豊かな時間を過ごしていただけたらと願っています。

そして、書道の醍醐味である創作。

基本をひととおり学ばれたら創作もお勧めし、題材、書風、レイアウトまで、一から考えることの難しさ、作品を生み出すことの大変さ、そして完成した時のかけがえのない喜びを味わっていただいています。

 

 

 

 

好きな言葉や歌、自分の心のたけを自分の書で表現することが出来たら、こんなに楽しいことはありません。

お手本通りに書くのではなく、上手い下手ではない心の表れた書は、見る人の感動を呼ぶことでしょう。

 

 

 

 

また、デジタル化が進むにつれ目にする機会の減ったペン字も、最近は改めて魅力が見直され、多くの生徒さんが熱心に取り組んでいらっしゃいます。

筆記具も、ボールペンやデスクペン、つけペンと様々なチャレンジ。

 

 

 

 

どんどん上手くなっていらっしゃいます。

これからもどんなご要望があってもお応えできるよう、時代の流れにアンテナを立て努力を怠らずに学び続ける所存です。

振り返ってみると、4歳で古川奠雪先生に出逢い、故郷岩国で20年余り漢字と近代詩文書の熱意あふれるご指導をいただきました。

 

 

(岩国市立麻里布小学校6年生当時の書)

 

その後、他分野の尊敬する師、心強い書道のお仲間や応援して下さる地元の皆さん、たくさんの方々とご縁をいただき今があるのだと感謝ばかりです。

これからも皆さんのお役にたてますように、日々精進して行きたいと思っています。

末永くよろしくお願い申し上げます。

 

 

折り句 『おしえご(教え子)』

  

  お のおのの夢に向かって

  し んぽする生徒みんなの

  え がおの未来を創るために

  一会(一期一会)の心で書の道を歩む

 

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