2013.11.20
11月20日 音屋の風呂屋 in月見湯

   

出演者と観客が心身ともに温まる。

昨夜、そんな素敵なライブが世田谷は下高井戸にある銭湯「月見湯」で開催されました。

限定45席を大きく上回るお客さまをお迎えし、温泉の地熱と、時間を共有した人々のエネルギーで創り上げられた熱い熱いライブになりました。

寒い中 たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 音屋シリーズの銭湯編としては、今年二度目のライブ。5月30日 音屋の風呂屋

今回もまたテーマに合わせた書を創り上げていく面白さを味わわせていただきました。

前回同様、4組のアーティストのお名前を書かせていただきましたので、創作に込めた想いをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

トップバッターでご出演、Ao-nekoの川島葵さん。

卓越した歌唱力と、トークやダンスで観客を笑いの渦に巻き込むエンターテイメント性で大いに盛り上がるAo-nekoライブ。

昨夜も冒頭から会場が一気に温まりました。

そんな底抜けな明るさからこぼれる、おおらかな母性や妖艶さを表現しました。

 

 

 

 

二番手は、ボストンのバークリー音楽大学の同窓生という円人図のお二人。

頭脳明晰で、確かな技術力から紡ぎ出される世界に、知性が溢れ出します。

ソウル、ブルース、ロックなどたっぷりある引出しの中から、ライブでは独特の愛嬌と親しみやすさを振り撒き観客を魅了しますが、根底には日本の武士道の精神を感じます。

 

 

 

 

そして松本佳奈さんは、真っ直ぐな澄んだ瞳に吸い込まれそうになってしまう、透明感にあふれた女性ボーカリスト。

小さく細く柔らかな身体から放出される声は、以外にもハスキーで艶やか、声量たっぷりで浴室中に響き渡ります。

そんな、繊細なイメージの中に潜む、芯の強さを表現しました。

心に染み入る彼女の名曲、「Strings」を聴きながら、気持ちを込めて。

 

 

 

 

 

そしてラストを飾るのは ハヴケイスケさん。

最後を締めるのにふさわしいお祭り気分も残しつつ、アンコールでは和の心を体現したスケールの大きな曲で圧倒。

ハヴさんの歌には、秋の澄みきった青空のような、くもりのない無垢な世界を感じます。

軽やかで、飾り気のない伸び伸びとしたイメージを書で表してみました。

 

 

 

 

お客さまには、銭湯でのライブも初めて、この日初めて聴くアーティストも多くいらっしゃったのではと思います。

銭湯の中という絶妙の距離感で、ほの暗い幻想的なキャンドルの灯りに浮かびあがる書。

同じ時間を過ごすことで共有出来た、感動的なひととき。

たくさんの嬉しいご感想も届いています。

 

 

 

 次回のブログでは、そのライブの模様を美しい写真もまじえながら綴りたいと思います。

 

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 ひとひらの写真帖 vol.14

 【音屋の風呂屋2013~秋編~】

 

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