2024.12.10
12月10日 舞台の書道協力2024

昨年に続きこの秋も二つの舞台に書道で協力させていただきました。

まずは11月22日(金)~24日(日)、深川江戸資料館で開催された『座☆吉祥天女』さんの『三十ふり袖』。

 

 

主宰の井口貴子さんと

 

創立20年記念公演とのことでロビーにはこれまでの歩みの展示。

 

 

 

 

三日間昼夜全5公演、お祝いの気持ちを胸にしたお客様がぞくぞくとご来場。

井口さん演じる、苦労を重ねた主人公のお幸さんが最後に大どんでん返しで本当の愛と幸せをつかむストーリーです。

ラストシーンでお幸さんが目の覚めるような美しい振袖を身にまとって見せた時には会場中が唸りのような感嘆のため息に包まれました。

山本周五郎の心に響く原作、舞台用にさらに深みをもたらせた脚本家の兼平陽子さん、創立当時から支えておられる演出家の鈴木龍男さん、キャスト皆さんの演技の鮮やかさ、杵屋邦寿師匠の三味線の生演奏も素晴らしく何度でも繰り返し観たい舞台。

来年も11月に同じ場所で開催が決まっているとのこと、楽しみです。

 

 

出典:座☆吉祥天女

 

次に12月1日(日)に神奈川の葉山町福祉文化会館で開催された、『葉山町制100周年記念事業 激弾BKYU公演 グレイッシュとモモ』。

葉山町は2025年1月1日に町制施行100周年を迎えられるということで、一般公募によって昨年決定したキャッチフレーズをお祝いの横断幕に書かせていただきました。

 

 

『100年後も、自然と人を想う町、葉山』縦0.9m×横6.8m

 

うららかな陽光のような暖かな背景の彩色は、Life Gardenさんによるスプレーアート。

文字は激弾BKYUさんより熱意あるご要望の数々を伺い、公演の目指すものや地域性の理解に務め、イメージを大きく膨らませて作品に盛り込みました。

 

 

町の魅力をギュッと詰め込んで

 

海のシンボル「葉山灯台」(石原慎太郎氏が基金を募って建設した、別名:裕次郎灯台)、「浮き輪」、「クジラ」、「裸足の足跡」、「三日月」、新鮮な「葉山野菜」、葉山名産「夏ミカン」、そして葉山といえばやはり「太陽」、点は青々とした葉っぱで。

 

 

葉山町出身/在住の有友正隆さんより葉山愛を伝授し表現

 

葉山マリンスポーツの代表「サップ」、豊かな自然に育まれた優しい心「ハート」、元気よく泳ぐ「魚」、歴史ある森戸大明神(森戸神社)の「千貫松」、文字の中に可愛い笑顔。

 

 

公演当日は早起きして湘南新宿ラインで逗子へ、観光も堪能させていただきました。

団員の蔵重美恵さんを中心に故郷岩国の同級生たちと集まって過ごせる嬉しいご褒美も。

 

 

主役のモモを演じる東野醒子さんと

 

最後の文字「葉山」はひとまわりサイズを大きくして敬意を表しました。

 

 

落款には「遊」の字も 2018/6/10ブログ 情熱の筆文字Tシャツ

 

葉山マリーナといえば「ヨット」、そしてなんといっても世界で一番富士山が綺麗に見える場所といわれる葉山富士。

私も森戸海岸から見えた雄大な富士山には息をのみました。

 

 

空と海と富士山が織りなす美しい葉山ブルー

 

公演は前売り券も早々に完売、超満員のお客様と携わった方々全てが心ひとつに創り上げた最高到達点のような本当に素晴らしい舞台でした。

 

 

出演者が集結して大盛り上がりのカーテンコール

 

来年2025年には劇団創立40周年を迎えられ9月に都内で記念公演も予定されているとのこと。

永い年月を経てますます円熟味の増す激弾BKYUさん。

これから繰り広げられるエンターテインメントも楽しみでなりません。

 

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