2022.03.10
3月10日 第3回web折り句展 vol.4最終回

新年の余韻の残る2月2日に第3回web折り句展覧会(制作: 有限会社まるみ)を公開して1ヶ月あまり。

展覧会にまつわるブログにお付き合いいただきありがとうございました。

桜の便りも届きいよいよ春めいてきましたね。

今日は、お力添えいただいたかたに感謝を述べてこのシリーズを締めくくりたいと思います。

折り句展冒頭、友情出品の折り句は高校時代からの親友の作。

 

 

阿蘇山麓にて、80年代の風情ですね

 

彼女のお祖父様も書道家でした(2005年に90歳でご逝去)。

私が米国カリフォルニア州デービスという街で作品の書き込みをしていた頃、お手本を書いて下さり助けていただいたこともあります。

当時はメールなどなく広島から国際FAX。

 

 

感熱紙に浮かぶ肉筆は大切に保管

 

その端正な書きぶりを受け継いだ友人は、お祖父様が天に召された10年後に同じ教場で指導をはじめました。

師から授けられた雅号が『霄遥』だったとメールが届き、私も驚いたことを思い出します。

 

 

 

 

書道の雅号は基本二文字で、社中のメンバーは同じ字が一つ入っているのが一般的。

私の場合は『水』、友人のところは『霄』です。

もう一つの個人を表す大切な一文字がなんと同じ『遥』。

十代からの絆がこれから先、遥かに続く人生の旅も共に歩んでいけるような気持ちになりました。

書道だけでなく「折り句」についても共振共鳴。

こんなあたたかな折り句も披露してくれました。

 

 

折り句「だいすき」「大好き」霄遥書

 

ただただ共に笑って過ごしていた懐かしい学生時代。

社会に出て色々なことに直面しながらも、純粋無垢な感覚でわかり合える生涯の友です。

 

次に、いつも写真で華を添えていただいているフォトグラファーの千葉広子さん。

 

 

 

 

今回も千葉さんの美しい風景写真が展示を彩っています。

彼女とも20年来のお付き合いで公私にわたりバックアップしていただき感謝するばかり。

 

 

書作品の撮影

 

お子さんにも書道を習わせたいとのことで息子さんのSくんも中1から教室に来てくれました。

それからコツコツと10年間継続中。

早いものでこの春、日本大学芸術学部を卒業し新社会人です。

 

 

母の撮影サポートも(出典:しもたかフィルFacebook)

 

ご両親と同じ写真家の道を目指すとのこと、ますます飛躍されますよう心より祈ります。

 

 

 

 

頑張って折り句を書いた生徒達やご協力いただいたご家族の皆さま。

そしてこうして陰で支えてくれた仲間達の想いも全て受けとめて、オンラインで届けることを形にして下さったのが「まるみラボ」の皆さん。

 

 

男女2名ずつの若手精鋭メンバーで構成

 

創業25周年を迎えられた有限会社まるみさんのweb部門として昨年4月より発足。

サイト全体を構築するのは初事業になりますとのことでしたが、最大限の希望を実現して下さり感謝の気持ちで一杯です。

原画をスキャンし、ネットで鮮やかに再現することから1枚1枚綿密に行って下さいました。

「特に水色がうまく発色せず苦心しました」等、お話を伺ってじんわりと胸の奥が熱くなりました。

 

 

6年生のみんなもうすぐ卒業だね、おめでとう!

 

携わって下さった皆さま、本当にありがとうございました。

子ども達は、「今度は誰に書こうかな」「お父さんが作った消しゴムはんこを使おうかな」など、新たな夢がふくらんでいます。

この夏はどんな素敵な折り句が生まれるのでしょう。

楽しみです。

 

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