2016.04.30
4月30日 『故郷や どちらを見ても 山笑ふ』  

 

外を歩くと鯉のぼりを見かける季節になりました。

ついこの間、ようやく春になったと思っていたらもう初夏の気配ですね。

皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?

 

 

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こちらは私の故郷、山口県岩国市の吉香公園。

旧岩国藩主、吉川家の居館跡が公園に整備されたもので、日本歴史公園百選にも選定されています。

桜で有名ですが、この時期は新緑と花々がとても美しく最も好きな季節。

春の季語に「山笑う」という言葉がありますが、明るいグラデーションの新緑に藤の花やツツジが色彩を添えて本当に山が笑っているように見えます。

 

 

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濃い緑に黄緑、白っぽい緑や茶色がかった緑など、山が色分けされたように見えるのはこの時期のほんの一瞬。

柔らかいシロツメクサが敷き詰められた一画は、視界一面に緑の息吹きがあふれて、まるで秘密の花園のようでした。

 

 

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吉香神社前のお堀の水面にも美しい緑が映えています。

満開の八重桜の下では、外国人の親子がお花見を楽しんでいました。

 

 

 

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吉香牡丹園では色とりどりの大輪の花が満開を迎えています。

 

 

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古くから『花の王様』と呼ばれているボタン。

花言葉は『風格』『富貴』だそうで、迫力のある見た目の通りですね。

こちらでは約500株が丹精込めて育てられています。

 

 

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そして圧巻なのは、公園一帯に咲き誇る見事なツツジ。

山の上にはかすかに岩国城が見えます。

 

 

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隣接する紅葉谷公園もひときわ眩しい新緑に包まれていました。

 

 

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こうした景観は、毎日、植栽や清掃活動をして下さる地元の方々によって守られています。

 

 

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早朝、城下町の面影の残る街並みをウォーキングするご夫婦、カメラを持って散策する人、すれ違う人たちで和やかに挨拶が交わされます。

白壁を彩るシャガ(アヤメ科)の清楚な花。

 

 

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故郷や どちらを見ても 山笑う  (正岡子規)

 

吹く風が優しく感じられる岩国。自然と笑顔になります。

4月は年度替わりで新生活が始まり、気忙しく過ごされた方も多かったことでしょう。

山さえも笑うこの季節。

どうぞ笑顔でゆったりと、楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい。

私は連休中に、岩国出身でご活躍中のポエムピクチャーアーティスト、MIKAKOさんの浅草個展に伺う予定です。

MIKAKOさんにはお忙しい中、『桜まつり書道展』にもお運びいただき心より感謝しています。

同郷の友人、MIKAKOさんの紡ぐ温かい世界を楽しみに、レポートは次回のブログで。

 

 

◇MIKAKO個展『ふたり』

場所: 浅草アミューズミュージアム

日時: 5月3日(祝)~15日(日)10時~18時まで(最終日は16時まで)※9日は休館日

ポエムピクチャーアーティストMIKAKO Official Homepage ~君は無限~

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