2018.05.30
5月30日 感性を高めるために

梅雨入りを前に、真夏のような暑さだったりジメジメと湿気が多かったり体調を整えるのが難しい時期ですね。

私は春先から何かとバタバタしていましたが、一段落してホッとしているところです。

みなさんも新年度や新学期で環境が変わった方も多いのではと思いますが、そろそろ落ち着かれた頃でしょうか。

書道教室の子供達はすっかり夏モード。

一つ学年が上がって一回り成長したように感じます。

 

 

 

 

新しい仲間たちも緊張の面持ち。

 

 

 

 

新しい場に飛び込む時はドキドキしたり心細かったりだと思いますが、出来る限り目を配り書道を楽しんで続けて欲しいと思っています。

 

 

 

 

小学校低学年の明るいクラスから、大学生や大人の生徒さんのいる静かな夜のクラスに移った小学3年生のNちゃん。

 

 

 

 

臆することなく、いつものように小さな爪に墨のマニキュアを塗ったら元気に運筆。

最年少でフレッシュな空気を届けてくれています。

 

そんな張りのある今日この頃、故郷岩国でお世話になったKさんが嬉しいお言葉をブログに載せてくださいました。

 

『現役のころ同僚だった元女子社員、現在都内で書道教室を開いている。…多方面で活躍中だが、それが書への感性を高める、ブログや作品を拝見しながら感じている。』

出典:日々のことを徒然に

 

また、『…毎回楽しみに拝読しながら、書への深い探求心を感じております』とも書いて下さいました。

私のブログの中の書の心が、読んで下さる方に伝わるのは大きな感動です。

社会人としてスタートを切った時、右も左もわからない私達を温かく迎え導いて下さった人事課のK先輩。

社員一人一人に深く関わり、人を育てるお仕事で会社を根底から支え、いつも笑顔でいらした印象はお会いした当初から全く色あせることはありません。

ご定年後もパソコン指導や郷土史研究など忙しく活動され、新聞等に掲載された投稿が100編を超えた2013年には随筆集も出版されました。

毎日更新されるブログには、森羅万象に対する優しい眼差しや故郷の歴史や変遷が綴られ、夜に拝読して穏やかな気持ちでパソコンを閉じるのが日課となっています。

こうして長く長く見守って下さっていることに心より感謝し、今後も心技を錬磨して書の魅力を感じていただけるように頑張りたいと思います。

色々な経験が書の糧になるとのありがたいお言葉に合わせたように、先日の日曜日には新しい体験をしました。

フルタイムで働く友人が貴重な土日に企画してくれた心ときめく街歩きツアー。

 

 

 

 

目的地は洗練された街並みで有名な港区白金。

 

 

 

 

高級感のあるイメージで、皇后美智子様の母校『聖心女子学院』や北里大学、明治学院大学など伝統校が林立する文教地区でもあります。

 

 

聖心女子学院正門(都選定歴史的建造物 原爆ドームと同じ建築家設計)

 

 

紫陽花が満開の北里大学構内

 

 

 ホロコースト記念館(広島県)より移植されたアンネのバラ(明治学院大学構内)

 

途中立ち寄った『八芳園』では、爽やかな風を感じながら暫し休憩。

 

 

 

 

美しい庭園は、故郷を彷彿させる緑と花と水の流れが織りなす都会のオアシスでした。

 

 

 

 

そんな素敵な白金の街に忽然と現れたのは風情のある町屋。

 

 

 

 

閑静な住宅地の一角には、何とも懐かしい建造物があちこちに残り、そんな建物を目にするたびに歓声が上がりました。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在も使われている井戸や、本殿は移転して参道と桜並木だけが残っているという言われなければわからない珍景。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他にも、知られざる階段や坂、悪水溜(あくすいだまり)、暗渠(あんきょ)など、下調べの行き届いた友人のガイドで時間を忘れて隠れスポットを巡る、魅力満載の体験でした。

 

 

悪水溜(四方を高台に囲まれた土地に残る土留め・明治時代)

 

かつて多くの川が流れ、水の都だった東京が近代都市に生まれ変わっていくのと引き換えに水面を失くしていった足跡を見る感慨深いひとときでもありました。

 

 

暗渠(地下に埋没したり蓋をかけたりした水路)

 

 

東京のことは知らないことが多くとても勉強になり、日常から離れ自分を見つめなおす機会としても是非これからも参加出来たらと思います。

また、東京の観光も研究し、いつか日本の子供達や海外の日本に興味を持つ方々が一緒になって書道を楽しむ機会が持てたらいいなあと考えています。

 

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