2015.06.30
6月30日 七夕・短冊に願いを込めて 

明日から7月、もうすぐ七夕ですね。

恋人同士の織姫と彦星が1年に一度だけ天の川を渡って逢うことが許される七夕の日。

街に色とりどりの七夕飾りが揺れる、日本人にとってなじみ深い行事です。

皆さんも一度は笹の葉に願い事を書いた短冊を結んだことがあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

書道教室でも毎年恒例の七夕短冊教室を開催。

 

 

 

 

今年も生徒さんそれぞれの願いや夢の詰まった作品がたくさん生まれました。

力作の一部をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 小学校低学年の小さな子供達はサインペンや筆ペンで伸びやかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書道経験の長い子は、整った字形で調和の取れた構成の作品に書き上げて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎年同じ願い事を書く意志の強い子も。

ひたむきな純真さに心洗われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のび太くんならこんな願い事を書くのかな。

 

 

 

 

 

小学3年生のSくんが何を書こうか短冊と暫しにらめっこして出来た書。

9歳の悩み事とは…。 

 

 

 

 

 

小筆で本文を書いた後に、カラー筆ペンも用意して自由に模様をつけていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茜色、牡丹色、松葉色など日本の伝統色が揃った筆ペンセットは子供達に大人気。

みんな短冊に書くこの日を楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色彩豊かな短冊にカラフルな表情の作品がたくさん出来上がりました。 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レッスンの終わった後も楽しい気分は続き、居残って仕上げに余念のない子供達。

こうして古来から続く日本の伝統行事が新しい世代にも受け継がれて行くのでしょう。

 

 

 

 

 

 

子供達の視線の先に未来があります。

私が小さい頃は、夜空は漆黒で七夕の夜は天の川に無数の星が瞬いていたように思います。

今、東京の空は明るすぎて、雨が降っていなくても天の川を見つけるのが難しくなりました。

どうかこれからも世界中の子供達が安心して元気に過ごすことの出来る世の中でありますように。

 

 

 

 

 

 

子供から大人まで短冊を手に取り笑顔があふれた七夕短冊教室。

毎年皆さんの熱い思いのこもった書を見る度に心打たれます。

レッスンのあと、大企業にお勤めの生徒さんからこんな温かいメールをいただきました。

 

七夕の短冊ありがとうございます。

書道がきっかけで季節の移ろいを感じられるのがとても新鮮で嬉しいです。

私事ですが、仕事ばかりしているとついつい目の前のことばかりに夢中になってしまい季節の変化や世の中の動きを感じる余裕がなくなってしまうことがあります。

そんな折に色々と趣向を凝らしてお稽古のメニューを考えてくださり、有意義なお稽古をしてくださること、大変感謝しております。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

お仕事で慌ただしい日々の中、時間を捻出し一日も休まずに頑張って書道教室に通って来られるNさん。

ご縁をいただき私もとても嬉しく思います。

これからも無理なく楽しく一緒に続けていきましょう。

 

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