2021.07.10
7月10日 書くことで繋がる 

東京にまた緊急事態宣言が出ます。

4度目、しかも8月22日まで6週間という長さ。正直もうゲンナリです。

今年も半年が過ぎカレンダーは残り半分になりましたが、前半は全部制限のある日々でした。

 

 

みんなの願いが揺れるむつみ会館の笹飾り

 

 

日本各地で豪雨による被害も続き、今朝も鹿児島・宮崎・熊本にとても心配な大雨特別警報が出ています。

これ以上広がらないよう心よりお祈りします。

昨日の岩国の豪雨についても私の所にもお見舞いのメールをいただきました。

温かいお心遣いをありがとうございました。

 

 

むつみ会館の風物詩、吉永小百合短冊

 

 

そして連日問題になっている東京オリンピック。

オリ・パラ学校連携観戦で地元の小学校の子ども達はみんな観に行くことになっていました。

それも今月早々世田谷区からのお達しで全面中止に。

 

 

昨年の吉永小百合短冊

 

 

おうちで観戦チケットが当たっていて楽しみにしている子もいました。

しかしこれも一都三県の会場全て無観客に決定…。

 

 

休日補講の施設はワクチン集団接種会場となり別の会場に

 

健康のため仕方のないことですが、月末の6年生の日光修学旅行はなんとしても行かせてあげたいなあと思います。

 

 

ヨーロッパ風の素敵な中庭のある会館

 

毎日コロナで明け暮れていつもの日常は失われてしまいました。

しかし、そのおかげで平凡な日々がなんて彩り豊かだったのだろうと一つ一つの出来事に深い感動があります。

先日は高1のCちゃんから、初出品の『第55回記念高野山競書大会』で「金賞を受賞することが出来ました!」と心躍る報告が。

 

 

 

 

高野山競書大会は全国の老若男女が切磋琢磨し、毎年12万点近く集まる日本有数の競書大会。

私も子どもの頃に出品していて、一人10枚まで出せるという規定のため必死で書いていたのを思い出します。

そんな大展覧会にCちゃんは自ら挑戦すると志し、個人出品での受賞。

本当に素晴らしい快挙です。

Cちゃんよく頑張ったね、おめでとう。

 

 

力作を4枚出品しました

 

時節柄、人が集まるイベントは開催が危ぶまれますが、今年も秋の時代劇の題字のお仕事をいただきました。

こんな時でも長くご縁を繋いで下さることに心から感謝。

 

 

 

 

自粛生活の中、ただ電車に乗って打ち合わせに行くだけでもなんだか気持ちが浮き立ちます。

もうすぐ初盆を迎える友人のお母様の形見分けの筆で書かせていただきました。

 

 

譲っていただいたお道具の中の一本

 

絵手紙がご趣味で色とりどりの心に響く作品を残して逝かれたお母様。

味わい深い手描きの絵手紙が届いてどれだけたくさんのかたが喜ばれたことでしょうか。

東京のお盆は7月13日が迎え火で16日が送り火。

 

 

お母様の作品

 

お母様が生前行っていたお盆の行事を踏襲したいという友人。

来週はご実家に帰り、なすやキュウリで牛や馬の乗り物を作ってご両親が戻ってこられるのをお迎えするとのことです。

ご夫婦お二人で仲良く娘さんの待つおうちに帰っていらっしゃいますように。

 

 

 

 

私もお母様のような生命力のある紙面を目指して、絵を描くような気持ちで筆を執りました。

今年のお芝居も江戸に生きた、懐の深い女性たちを描いた市井もの。

 

 

彫金師の彫った簪が物語の決めてに

 

Webデザイナーさんの手を経て公開出来るときが来ましたらこちらでまたご紹介します。

 

 

 

 

昨年は中止になった東京美術館での書教展も今年は開催が決まりました。

展覧会に向けて大きな作品を思う存分書き込めるのも本当にありがたいこと。

書いている最中に友人の折り句作家MIKAKOさんより宅配便が届き、胸が熱くなるカードが。

 

 

今の一生懸命が一生を照らす宝になる

 

分厚い封筒の中から顔を出したのは出来たてのチラシ。

 

 

 

 

今年も全国各地から心のこもった折り句が集まるコンテストの募集が始まりました。

教室の子ども達は昨日も一昨日も瑞々しいエネルギーに溢れた折り句を生み出しています。

皆さんもこの夏是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今年のテーマは、「ありがとう折り句」「ふるさと折り句」、そして「だいすき」(大好きでもOK)。

書き方や応募方法でわからないことがありましたらお気軽にご一報下さい。

生活に制約もたくさんありますが、何気ない毎日に幸せがいっぱい詰まっています。

 

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