2013.07.30
7月30日 サイト開設1年を迎えて 

   

 

今年の梅雨明け宣言は早かったですが、東京はここ数日雷を伴う豪雨に見舞われ、西日本や北陸の日本海側でも深刻な被害が出ており心配です。

「戻り梅雨」や「返り梅雨」とも言い表されて、恵みの雨となる地域もあるようですが、被災された地域の皆さまには、被害がこれ以上出ないことを祈っています。

 

 

 

 

 

 

さて、昨年8月5日に当サイトを公開しまして、早くも1年が経とうとしています。

サイトの開設や運営につきまして、本当にたくさんの方々にご指導、ご協力をいただき、感謝の気持ちで一杯です。

書に携わることで得た喜びは数多くありますが、こうして活動を発信する場所が出来たことによって、たくさんの新たな出会いがあり、旧友との再会があり、サイトをご愛読して下さっている皆さまに応援をいただいて、最大のエネルギー源になっています。

全ての方々に心よりお礼を申し上げます。

今後も、この場を通じて、書の魅力や愉しさを皆様と分かち合えたらと願って、日々精進に努め、前進して行けたらと思っております。

 

 

また今月は、お世話になっているお二人の方のブログで、当サイトについて触れていただきました。

私の故郷、山口県は岩国の尊敬する大先輩、「tatu_no_ko」さんのブログ『日々のことを徒然に』より。

 開設から2500日

tatu_no_koさんは、約6年半に渡り新聞各紙への投稿を続けられ、掲載が100編になったことを記念して、この春、ブログと同タイトルのご本を出版されました。

私がtatu_no_koさんと初めてお目に掛かったのは20歳の頃。いつも笑顔でおおらかな人望の厚い方でした。

それから長い月日が流れましたが、サイトを通じて再び交流を持つことが出来て、とてもありがたく思っています。

昨日は、岩国商高が高校野球の甲子園大会出場を決め、岩国は球児達と熱い夏に向けて盛り上がるのではないでしょうか。

 

 

そして、公私共に長いお付き合いになる友人でアロマテラピストとしてご活躍の、「sawa」さんのブログ『sawaroma』より。

香る心・手で書く文字から

sawaさんは、お仕事で各地を飛び回っておられ、中々お会いすることが出来ませんが、毎年、心のこもった手書きの年賀状や、暑中お見舞いをいただいています。

お手紙に紡ぎ出される懐かしい文字から心情がうかがわれ、紙面全体からsawaさんの洗練された香りが立ち昇ってくるようです。

折りに触れて届くお手紙で、いつもそばにいるような親しみを感じています。

 

 

 

 書で使用する墨も、原料の一つである膠の匂いを消すために、「白檀(びゃくだん)」や「麝香(じゃこう)」、「竜脳(りゅうのう)」等の香料が練りこまれています。

「白檀」はサンダルウッドのこと、「麝香」はムスクと言えばピンとくる方も多いことでしょう。

「竜脳」は、「樟脳(しょうのう)」に似た香りです。「樟脳」は、和ダンスの引き出しや雛人形を収めた箱の、懐かしい香り。

 

 

そして、ゆっくりと墨を磨ることによって独特の爽快な香りが放たれ、心を洗い清めてくれます。

墨を磨っているうちに、心が落ち着いたり、集中力が高まったりするのはこのためです。

墨の香りのアロマテラピー効果の中で手を動かして行う書道は、脳の活性化にもつながり、子供の情操教育はもちろん、認知症予防にも効果があるとか。

写経ブームも再来しているようです。

脳トレ書道のススメという本も出版されていますが、このことについては、また後日、ブログで綴りたいと思います。

 

 

 

 

1年間支えて下さった皆さま、また途中からこのサイトを見つけて下さった皆さま、本当にありがとうございました。

叶うものならば、ご覧になって下さる皆さまに、墨の香りや、硯のひんやりした感触や、筆の穂先の柔らかさなど、五感で感じていただけるような、生きた書の魅力を味わえるサイトにして行けますよう、今後も努力して行きたいと思っています。

 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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